デスクに向かいながら、午後4時頃から午後5時になるのを待っている間、時が歴史的な程にゆっくりと進んでいるように感じることはありませんか。あるいは、好きなプロジェクトに取り組んでいる際に時計を見ると、信じられない程時間が経過していると驚くこともありませんか。これらの例はどちらも時間の知覚の違いを伴うものです。
このように、実際に起こっている時間よりも速く、または遅く時間を知覚することは、ある一つの興味深い方法でも経験されることが判明しました。それは、マインドフルネス瞑想を通したものです。
PLOS One誌に最近発表された新しい研究によると、マインドフルネス瞑想を通して、参加者の時間の認識は変化し、実際よりも時間が早く過ぎていくように感じられました。
「時間の知覚は瞑想の効果に非常に関係がある」と研究は結論付けます。毎日の瞑想訓練が全体的な不安を減らし、幸福感を増加させたため、このような効果が得られた可能性が高いと指摘します。参加者が、活動自体を楽しみ、ストレスが無いと感じた場合は、時計を見て心配することが少なくなっています。

研究では、2つのフェーズが設けられました。まず、研究者は参加者を 2 つのグループに分け、1 週間の訓練を受けさせました。一方のグループでは、参加者は毎日30 分間マインドフルネス瞑想を練習し、もう一方のグループでは、参加者は瞑想について学ぶのではなく、詩の朗読の音声録音を聞きました。各訓練の後、参加者には、短い時間間隔(15秒から50秒)、長い時間間隔(2分から6分間)の経過を推定してもらいました。
詩の朗読を聞いたグループ人に比べて、瞑想を訓練したグループは、少なくとも短い時間の推定においては、そこに座っていた時間を短く評価する傾向が強く見られました。長い時間の推定実験においては、瞑想を訓練したグループは、そこに座っていた時間を長く評価することが多い結果となりましたが、それでも時間の経過は予想以上に早かったと述べています。研究者らによると、これは瞑想が時間を知覚する方法を変えていることを示唆していると言います。特に、その経験が長い場合と短い場合では、時間を経験する方法が異なると言います。
研究の第二フェーズでは、研究者たちは、瞑想をしたグループと、詩を聞いたグループの2つのグループで同じプロセスを行いました。しかし、今回は、訓練終了後にどのように時間の歪みを経験したか、についても質問しました。詩を読んだグループと比べて、瞑想をしたグループは、訓練終了後、不安感が少なく、より幸せな気分になったと報告しています。彼らはまた、瞑想の練習は、今の存在を感じる経験を高めると答えました。まさに、瞑想の実践は、「今ここ」の体感を高めることで知られています。
研究者たちは最終的には、時間をより早く体験することは、穏やかな気持ちと集中力を結びついている可能性が高いと結論づけました。「統計分析の結果、参加者が穏やかな気持ちになっているとき、そして参加者の注意がその瞬間の活動や瞬間に集中しているときには、時間がより早く過ぎると知覚され、この2つの関連性は明らかに結びついていることがわかりました。従って、必要な活動に注意が向けられていればいるほど、その活動をするための期間が長く感じられ、外部からの時間の経過も速くなると判断されました」
毎日の瞑想は、私たちのプライベートや仕事における生活においても、とても有益になります。マインドフルネス瞑想は、全体的な不安や抑うつを減少し、人間関係を改善するコミュニケーションを促し、中毒からの克服を助けてくれます。また、あなたの感情をより安心して感じられる状態にさせることとも結びついています。
そして、研究によると、楽しんでいるとき、または、気持ちが良いと感じているとき、時間はあっという間に過ぎていくと言われています。
出典
mindbodygreen
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