アメリカ留学時代に初めて体験したヨガ。ヨガが好きすぎて、会社を辞めてインストラクターになり、タレントさんの指導もするようになったMimiさん。現在は東京から沖縄に移住し、ヨガや瞑想の指導、マッサージの施術の他に、コミュニケーションや心理療法などのアプローチでセラピーや能力開発を行うNLPの指導者を育てるコースも開催。様々な角度からウェルネス向上を目指す人たちをサポートしています。そんなMimiさんにヨガのインストラクターになるまでの道のり、そして、NLPを学ぶことで得られる効果などについてお話を伺いました。
総合商社の仕事を辞めてヨガの道に
――Mimiさんはヨガ、瞑想講師でもあり、NLPの講師養成もしていますが、どちらを先に学ばれたのですか?
「ヨガが最初です。17年くらい前ですね。サンディエゴに留学していた時、ちょうどアメリカでヨガが流行っていて、大学の授業にヨガがあったんですよ。寝てても単位が取れるということで、友達に誘われてやることになりました」
――寝ていても単位が取れるっていいですね(笑)。そこからハマってしまった?
「いや、その時はハマらなかったんです。帰ってきてから日本語でクラスを受けたら凄く心に染みて…。美容にもいいし、心にもいいし、あとは、ダンスとかと違って上手い下手もなく、競わなくていいというのが、素晴らしいと思ってどんどん追求していきました」
――すぐ教えるようになったのですか?
「すぐ、1ヶ月の資格コースをバハマで取りました。好きすぎて、資格取る前からブログでホームページを作ったらお客さんがどんどんついてしまったんです」
――その頃は会社で働いていたのですよね?
「そうなんです。総合商社で働いていました。バハマに行く前に商社を辞めて、帰ってきたあとは、外資系のハイエンド・ブランドで働きながら、土日にヨガを教えていました。日本にも馴染めないし、だからといってアメリカに帰るお金もないしという葛藤があったのと、趣味を始めたかったのでちょうどよかったんです」
女優のMEGUMIさんやタレントのデヴィ夫人にもヨガを指導
――ヨガスタジオもやられてましたよね? そのあとすぐにオープンしたのですか?
「いえ、その後、結局またアメリカに行って、ヨガとマッサージの大学に行きました。その1年間でボディワークなども学びました。大学で教えるアシスタントの経験もしました」
――MEGUMIさんやデヴィ夫人にもヨガを教えられてましたね。
「はい、MEGUMIさんは知り合いを通じて、デヴィ夫人は私がヨガ教室を運営していたレンタルスタジオの目の前に住んでいたので、何回かレッスンをやらせていただきました」
――NLP(*)はどこで学ばれたのですか?
「NLPは3つ段階があって、基礎、応用は日本で勉強して、最後はフロリダのオーランドでリチャードバンドラー氏(アメリカの近代心理学セラピストでNLPの生みの親)から直接学びました。これは、講師を養成することができる資格が取れるコースです」

――NLPは一言で説明するとどういったメソッドなのでしょうか?
「NLPは多岐に渡るんですよね。コミュニケーションのスキルを高めたり、ヒプノセラピーでヒーリングする技術が学べたり、カウンセリングのやり方なども学べます。セラピーのワークがたくさんありますね」
――セラピーを施す側の方達が多く学んでいるということですか? Mimiさんのクラスを受ける方はどんな人が多いのですか?
「NLPには恐怖症の治療っていうのがあって、10分で恐怖症がなくなるんです。これが、NLPが世界的に有名になったメソッドのひとつで、私もこれに興味が湧いて始めたんですけどね。私は自分でヨガのスタジオをやっていたので、いろんな人とコミュニケーションを取ったり、経営にも役立ちました。私のところに学びにいらっしゃる方は、開業医とか癌の終末ケアで働いている看護婦さんとか、社会福祉関係の方も多いですね。あと、私がヨガインストラクターの養成講座をやっているので、自分でヨガの教室をやりたい方もいらっしゃいます。セラピーを施す側の人のためのメニューなのですが、セラピストとして来るというよりは自分の仕事の能力を高めたい人とか、育児で疲れているお母さんも多いですね」
NLPを学ぶことで自己否定がなくなり、なりたい自分に
――NLPを学んで一番よかったことは何でしょう?
「ヒプノセラピー(催眠療法)で、インナーチャイルド=自分の中の子供を癒していくワークがあるのですが、それは今でも自分でしょっちゅうやっています」
――人間は誰しも自分の中で影の部分、ネガティブな部分を持っていますが、もともと持っていた自分の嫌な部分はヨガやNLPで変わりましたか?
「凄く変わりましたよ! この間ふと思ったのですが、ヨガの先生になりたての頃、自分の好きなことを仕事にできているのに、今ほど日々ワクワクして満足して過ごしてなかったなって思うんです。今振り返ってみると、ヨガの先生になれてるのに、先ばかり焦ってました。気分的に人生を楽しんでませんでした」
――もっとこうしなきゃ、あれをやらなきゃ、あの人はこうなのに私はダメだとか、自分を追い立てたり、責めたりしがちですよね。
「そうそう、自己否定が強い。自尊心が低いというか。ヨガだけではそんな感じでしたね。ヨガではそこまで深い部分までは見ないというか」
――じっと観察したり、書き出したりといったワークや、心理学をベースにした対話なども必要ですよね。
「NLPでは、なりたい自分になるために具体的に変えていくので、スピードが早いですね。例えば今だと、掃除が苦手とか捨てられないとかいう悩みを抱えている人が多いんです。これって心とリンクしているんですよね」
――ここだけの話ですが、私もその悩みをずっと抱えています(笑)。断捨離したら気持ちいんだろうなっていうのは頭では分かっているのですが。
「でも、時間もかかるし疲れますよね。NLPのワークをすると1週間で凄い片付いていくんですよ」

沖縄に移住してヨガの指導を続けるMimiさんのセルフケア法とは
――Mimiさんは9年前に沖縄に移住しましたが、生まれ育った場所からどこかに移住して、自分の好きなことを仕事にしたいと思っている人も少なくないかと思います。移住してみてどうですか?
「家賃がめちゃくちゃ安いです。東京って高いですよね。沖縄では8万円も出せば一軒家が借りることができます。でも、時給が安くて物価が高いので、広いところに住みたいとか、自然が好きな人にはいいですね。ワーケーションとか流行っているし、オンラインで仕事できる人はよいと思います。あと、東京にいた時は毎シーズン新しい服を買うのを楽しみにしていましたが、こちらはいつも暖かいので洋服への執着がなくなります(笑)」
――Mimiさんがヨガや瞑想以外でやっているセルフケア法があれば教えてください!
「テニスボールでお尻や肩周辺の筋膜リリースをほぼ毎日やってます。あとは、海辺のウォーキング、お灸、箱灸、よもぎ蒸しサウナ。これは、自宅にあります。フラワーエッセンスを毎日飲むのに加えお風呂にも入れています。そして、カッピング(吸い玉)、心身魂の浄化・デトックスのためにアロマオイルを使ったレインドロップアロママッサージ。レイキヒーリングもします。それから、パナソニックのスチーム フットスパ 遠赤外線ヒーター付もオススメです」
ーーたくさん、ありがとうございます! 最後にNLPのセラピーでMimiさんがよく行なっているものがあれば、そちらも教えていただけないでしょうか。
「NLPのセラピーでは、タイムラインセラピー、選択肢の未来と肯定面を先取りで見ていくセラピーを行なっています」
*NLP:神経言語プログラミング。ジョン・グリンダー(言語学者)とリチャード・バンドラーによって提唱された、コミュニケーション、能力開発、心理療法へのアプローチを目指す技法である。人間は客観的な現実を理解することはできないというポストモダン的な立場を取り、主観的経験の構造の研究によって記述された「メタ学問」である。個人の主観性・主観的な経験に大きく焦点を当てた自己啓発の体系を持つ。(Wikipediaより引用)
Text:松田敦子
ラッセル・マインドフルネス・エンターテインメントでは、ヨガ、瞑想、音楽&ダンスで心と身体を整えて解放するモーニング・ウェルネス・パーティ「AWAKEME」と、幸せな毎日を過ごすための学びのオンラインコミュニティ「AWAKEME “THE WORKSHOP”」を開催しています。
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ウェルネス・パーティ
AWAKEME
AWAKEME(アウェイクミー)は、ヨガ、瞑想、音楽&ダンスを楽しむウェルネス・パーティです。コンセプトは「ヨガ・瞑想・音楽&ダンスで心と身体を整え解放しよう」。
自分の内側に意識を向け、自分自身をあるがままに受け入れて、凝り固まった思い込みや想念に気づき、目覚め=AWAKEの旅に。
新たな自分を発見して、みんなで愛に溢れた世界を作っていきましょう。
私たちは自己肯定感を高めることを目的としたウェルビーイングコミュニティを形成していきます。
