自分の心を”ありのまま観る”ことで幸せに。そのヒント、聴いてみませんか?

物事や自分の心を無条件に”ありのまま観る”ことで、自分も、大切な誰かや周囲の人たちも幸せを感じられることが増えていきます。そうは言っても、”ありのまま観る”って、そう簡単ではありませんよね。知識を身につけた上で、マインドフルネスを実践することで、より早く、より深く、”ありのまま観る”ことができるようになります。幸せになるためのヒント、聴いてみませんか?

ーー大企業で勤務されていたとのことですが、どのようなお仕事ですか?

「大学卒業後、メーカーに就職し、海外営業部にて、海外営業や海外マーケティングの仕事をしていました。欧州市場での営業支援や、東南アジア市場での販売活動などを行っていました。その後、社長直轄の経営企画部門へ異動となり、北米市場でのデジタルマーケティング、中国市場やブラジル市場ではテレマーケティング、世界中から経営層が集まって開催されるグローバル経営戦略会議の企画運営などに携わっていました」

ーーグローバルに活躍されていたのですね。どんなタイミングで幸せになる生き方や働き方について考え始めたのでしょうか?

「実は、幸せや生き方について考え始めたのは、幼少期まで遡ります。心の中で『なぜ生まれてきたのだろう?』『なんのために生きているのだろう?』といつも考えていて。周りの大人に質問しても、『どうしたの?』と心配されたり、たしなめるような態度で対応されたりすることがほとんどでした。自分で考えてみても答えは分からず、調べようにも調べ方や考え方が分からず。かと言ってずっと考えていても、社会生活に適合できないと感じ、一旦考えることをやめました(笑)。そこで高校からは気持ちを切り替えて、一般的に評価されやすい堅実な道を進むことにしました。将来の就職を考えて、高校では米国への一年間の語学留学、日本の大学へ進学した後、上場企業に就職しました。そんな生活においては、決定的に嫌なことがあったわけではないのですが、一般的に幸せとされるレールに乗っかっていて、心の奥底の深層部分では、どこか満たされていない部分があったように思います」

ーーそれが分かるきっかけになったのがマインドフルネス瞑想だったのですね。

「そうですね。ちょうどその頃、ビジネスの世界で活躍されていた方に勧められたことがきっかけで、マインドフルネス瞑想を始めてみることになりました。実際にマインドフルネス瞑想を始めてみると、やはり人間の心の深層部分には、『何かあるな』というのがはっきりと感覚的に分かりました。その『何か』を探究したい気持ちに駆られ、マインドフルネス瞑想の実践を継続すると同時に、学術論文や学術的な本を読んでみたり、インドへヨガの修行へ出向き(※)、洞窟で長年修行しているヨギーに話を聞きに行ったり、一緒に瞑想をしたりしました。ただ、『自分の心の深層部分をありのままを観る』ということは、簡単ではないことも感じました。喜びなどの感情を観ることは難しくないのですが、怒りや悲しみなどの感情を観ることは、苦しみを伴います。どんな自分も無条件に受け容れるのは、神様でないとできないぞ、とも思っていました(笑)」

ーーそれでどのような考え方にシフトしたのでしょうか?

「知識をインプットすることが大切だと考えています。どのように物事を捉えるかによって、その後に湧いてくる感情が変わります。同じ出来事を経験しても、喜びの感情が湧く人もいれば、怒りや悲しみの感情が湧く人もいる。こうした心の仕組みを知ることで、『自分の心の深層部分をありのままを観る』ことが楽になると思います。また同時に、知識や経験のアウトプットも大切だと考えています。私の場合、2017年に会社員から独立し、2019年には株式会社Layという会社を立ち上げました。企業や学校など法人向けに、マインドフルネス研修を提供することを通じて、私自身も『ありのままに観ること』を探究し続け、自分自身を常にチューニングしているような感じです」

ーー自分自身の物事の捉え方や思考パターンに気づくようになるためには、やはり知識の習得が必要ということでしょうか?

「瞑想などマインドフルネスの実践も当然必要なのですが、知識を習得することで、より早く、より深く気づけるようになると思っています。例えば、周りの人と比較して苦手なことがあると落ち込みますよね。克服するために必死に頑張ってみても、頑張らずに簡単にできてしまう人には追いつけなかったりする。人それぞれ持って生まれた才能が輝く領域や使命が違うので、無理やり頑張る必要はないんだと気づくことが大切だと思っています。自分が自然に輝く領域が必ずあると思います」

ーーRussellME プレミアムで担当されているレッスンでも、知識についてお伝えしているのですか?

「自分自身を慈しみ、自己肯定感を高めていくセルフラブについてのレッスンを開催しています。ただ瞑想をするだけではなく、セルフラブに関連する知識をご紹介しています。椅子や床に座ったままできるヨガやストレッチをして身体を整えた後で、瞑想をしています。頭と身体の両方でセルフラブを理解、体感できるプログラムになっています」

ーー知識を身につけることで、多角的な視点を持てるようになりますよね。里奈さんは、インドにヨガ修行に行ったり、4月からは、”人間とは何か?”について学際的に研究するため、大学院にも通われるということで、精力的に知識をインプットされているような印象です。

「そうかもしれませんね。ただ、頑張ってインプットをしているわけではなくて、自然な流れでそうしている気がします。会社員時代は、目標を立ててそのために頑張ることが良いことだと思っていたのですが、今はその考え方をやめて、自然な成り行きの中で出会ったことに取り組むようにしています。目標を立てて取り組むことで、その目標は達成しやすくなりますが、それ以外のことは見づらくなります。また、自分が想像した以上の結果にはなりづらく、さまざまな可能性を狭めてしまっている感覚があります。インドのヨガ修行もたまたま知って、あまり深く考えずに直感的に行くことを決めました。偶然出会うことが、後に振り返ってみると実は必然だったり、そんなことが多くあります」

ーー瞑想ってなかなか続けることが難しいかと思うのですが、どのように習慣づけたらよいと思いますか?

「自分に合った種類の瞑想を、自分に合ったタイミングで、自分に合った長さでやってみることをお勧めしています。合うか合わないかは、感覚や、日常生活で感じる変化を基準に主観的に判断すれば十分だと思っています。客観的なデータがあった方が把握しやすいという方は、簡易的な脳波測定ツールなども市販されていますので、試してみることをお勧めします。また、疑問が浮かんできた時に質問することができたり、自分が感じている感覚を言語化して共有したりできる場があるといいと思います」

※日本ではエクササイズやストレッチのイメージが強いヨガですが、インドでは、ポーズで心身を整えたり、哲学で思想を学んだりした上で行なう瞑想がメインとされています。

Text:室町亜希

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